夏休みの思い出

niwazou2009-08-03

 所要で、岡山県西部の山間にある、母の実家に行ってきました。
 これ、目的地の旧家の庭に並ぶ、盆栽なんですけど。 木の根元、よーく見てね。
 思わず、うふふふ。 丸い鉢で、丸ーくなった猫がお昼寝しています。 
 この庭には、20匹近い猫がいるんですけど、盆栽の小さな日陰がちょうどいいのか、猫がゴロゴロ。
 命名、「ネコ盆栽」 ・・・ 新しいです。

 ついでに、高梁(たかはし)市にある 「 頼久寺(らいきゅうじ) 」 にも寄り道。
 頼久寺は禅宗のお寺ですが、江戸時代の作庭家として有名な、小堀遠州 (こぼり・えんしゅう) が造った “枯山水” の庭が、よく知られるお寺です。
 遠州の代表作として有名な、京都の二条城・二ノ丸や、南禅寺・金地院などに比べると、規模はずっと小さいです。 
 が、この庭。 じつは、若い時代に作られたの佳作なのであります。 
 庭園を正面から観た図。 左奥の山を景色に取り入れて、正面奥には、鶴と亀に見立てた石が置かれてます。 といっても、この写真じゃ、わかるまい。 すみませんっ。
 座っている縁側の左手には、ダイナミックに刈り込んだサツキが青海波のように・・・ 、というような細かい事は抜きにしても、風の通り抜ける縁側に座って、静かな景色を見ていると、心が落ち着きます。
 サツキが咲いてる春や、紅葉の頃は美しいに決まってますが、日本庭園は、夏の涼しい心地も、いいです。 

 趣の違う2つの庭に、心が柔らかーくなった夏休みでありました。
 ・・・・ と、気分もリフレッシュしたところで、またまた今日から平常運転です!