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「おはぎ」を作ってみました。 お彼岸だもん。
定義は地方などによっていろいろあるようですが、萩の季節(秋)のお彼岸に食べるものが 「おハギ」 。
牡丹の季節(春)のお彼岸に食べるものが 「ボタもち」 。
お菓子の 「おはぎ」 とお花の 「萩」 の間には、実はこんな関係がありました。
さて、現代では、日本の花といえば、まず 「桜」 をイメージすることが多いのですが、万葉の時代は、そうでもなかったようです。
万葉集の中、詠まれた植物は150種あまり。その登場回数は・・
1位 萩・・141首
2位 梅・・118首
3位 松・・・79首
桜は第6位です。
田畑のまわりや、草原、道端・・生活の場の近くにある、なじみのある花(木)だったのでしょう。 やせ地や乾燥地でも育ち、どこで切っても芽をふいてくる生命力も、萩の魅力のひとつです。
くさかんむり+秋。萩の好きな日本人は、漢字まで作っちゃいました。