niwazou2006-09-25

 「おはぎ」を作ってみました。 お彼岸だもん。
 定義は地方などによっていろいろあるようですが、萩の季節(秋)のお彼岸に食べるものが 「おハギ」 。
 牡丹の季節(春)のお彼岸に食べるものが 「ボタもち」 。
 お菓子の 「おはぎ」 とお花の 「萩」 の間には、実はこんな関係がありました。
 さて、現代では、日本の花といえば、まず 「桜」 をイメージすることが多いのですが、万葉の時代は、そうでもなかったようです。

 万葉集の中、詠まれた植物は150種あまり。その登場回数は・・
1位 萩・・141首
2位 梅・・118首
3位 松・・・79首
 桜は第6位です。
 田畑のまわりや、草原、道端・・生活の場の近くにある、なじみのある花(木)だったのでしょう。 やせ地や乾燥地でも育ち、どこで切っても芽をふいてくる生命力も、萩の魅力のひとつです。
 くさかんむり+秋。萩の好きな日本人は、漢字まで作っちゃいました。