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2、3日前、朝の某テレビ番組で。
「小学校の校庭にあるブルーベリー」と紹介した植物が、実は間違っていて「有毒なものでした」という訂正がありました。
その有毒な植物、というのがこの写真の「ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)」。
写真はお散歩道で撮ったものですが、道端によく自生していますよね。
小さい頃に、よく実を採って遊び、服を汚しました。「ブドウジュース!」とか言って、オママゴトで使いませんでしたか?
別名「インクベリー」とか「レッドインクプラント」といいます。ぴったりな名前です。
なじみのある植物なので、日本原産かと思ったら、北米からの帰化植物でした。
さて、有毒といっても、毒性があるのは「葉」の部分。食べると、嘔吐や下痢の心配があるそうですが、実に毒はありません。
葉は食べてもらいたくないけど、実は鳥などに食べてもらって、種を遠くまで運んで欲しいということでしょうか。理にかなった性質です。
毒性の話はさておき。
ブルーベリーの木を知らない人が多いのは、わかる。でも、ヤマゴボウも? ヤマゴボウをブルーベリーと疑わないで、放送しちゃった人たちにちょっと驚きました。みんな、子供の頃ヤマゴボウで遊んでいなかったのかなぁ。都会では、知らないのが普通ですか?