下を向いて歩こう
神社にて。イチョウの木の下、年配のご婦人がスーパーの袋を片手に銀杏を拾っています。
「たくさん、落ちてますか?」 「茶碗蒸しに入れるとおいしいからねー。」
と、おしゃべりしていると、テ、テ、テと歩いてきた「みかんちゃん」。銀杏めがけて、おしっこをチー・・・
す、すみませんっ!ウ、ウチの犬がぁぁ・・・・
ご婦人の笑顔が引きつっていたのは、言うまでもありません。
空がきれいだなー、紅葉始まったなー、と上を向いて歩くことの多いこの頃ですが、何たって実りの季節。ちょっと下にも目を向けて見てみましょう。思わぬ「落し物」を拾うことがあるかも。
写真は今日の拾得物です。
手前から、銀杏(実の部分がきれいにとれていました!)、シラカシのどんぐり、クヌギのどんぐり、松ぼっくり。
玄関や飾り棚などにちょっと飾ってもいいし、銀杏はもちろん、お料理に。
写真は2種だけですが、「どんぐり」のできる木には、いろいろな種類があります。 コナラ、クヌギ、カシワ、マテバシイ、アラカシ・・などなど。 お椀状の帽子(「殻斗・カクト」といいます)に実の下部が包まれてるものは、全部「どんぐり」。 葉と、殻斗と実の形を照らし合わせてみると、何のどんぐりかがわかりますよ。