あけましておめでとうございます!

niwazou2007-01-04

・・・ということで、新年の一発目は「松」でございます。どどーんと渋い「黒松」。
こんな黒い鉢に植え込むと、今どきのインテリアにもよく合います。
 「松」=「おじいちゃんの盆栽」のイメージをお持ちの方も多いと思いますが、この頃では、年齢・性別を問わず「盆栽もどき」が人気です。
「もどき」はぜんぜん、悪い意味じゃないんですよ。気軽に楽しめる、「小さく育てる植物」という意味。
 常緑で、曲がりや傾きなどのバリエーション豊富な「松」は、形そのものを楽しむのにもいい。オブジェ感覚です。
 松は育てるのが難しい?いえいえ、いきなり盆栽家になるわけではありませんから、とりあえず一本、育ててみましょうではありませんか。              構えなくて大丈夫。「松」が特に難しい、ということはありません。育て方は、本とか見ながら追い追い知っていけばよいのです。
 さて先日、松の鉢植えを買いに来られた方が開口一番、「赤松と黒松ってどう違うの?」と・・・とっさのことで、ちょっと答えに窮しました。特徴が知りたいの?育て方の違い?・・質問の意図がよくわからなかったのです。
 よく聞いてみると、赤とか黒とか、今まで名前を意識してなかったので、特殊な松なのかと思ったらしいのです。うーん、そうきたか。
 盆栽に興味があるけど、植物のことは全然わからない・・育て方うんぬんよりも、最初に?と思うのは、実はそんなことなのかも、と思ったのでした。
 「赤松」も「黒松」も同じく松です。松の中でもポピュラーな種類。
「赤松」は、幹肌が赤っぽい種類。で「赤松」です。黒松は海岸などに、赤松は主に山林にはえています。両者を比較すると、赤松の方が葉や幹など、造りがやや細い。そのため、盆栽としては「黒松」の方が面白みがあるようで、盆栽の松は「黒松」が多いです。木としての性質や育て方は、ほぼ同じ。松は、日照があって風通しのよいところが好きです。
 ・・ま、実際には、こんなふうにテキパキとは答えられなかったのですが。
 何を始めるにも最初はわからなくて当たり前。細かいことはおいといて、2007年はとりあえず、何か植物と暮らしてみませんか?