niwazou2007-02-08

 今日は、コンテナ(容器)栽培のバラの「植え替え」についてのお話です。
 「植え替え」は、先日の「剪定」と並んで、バラが眠っている冬の間にしておきたい作業です。 「植え替え」のやり方は、つるバラも含めて、すべてのバラを同じように考えてOKです。
 右写真は、Oさんちのつるバラ 「アイスバーグ」 です。 つる性のバラなので、誘引するための大事な枝は剪定していません。
 この木製コンテナに植えてから2年が経ちましたので、栄養分のなくなった土を、新しい土と交換するのが目的です。 狭いコンテナ(容器)の中で育てていくのですから、土は大事。
 じゃ、植え替えてみましょう!
① コンテナから、バラを抜き出します。 トゲに注意。
② 根についている土を、きれいに落とします。 傷んだ根、古い根はハサミで切って整理します。 根を切るのはちょっと勇気が要るかもしれないけど、しっかりした健康な根が残っていれば大丈夫です。 左の写真はアイスバーグじゃないけど、根っこを整理した図。

③ もとのコンテナの底に「鉢底網」を敷き、鉢底石を入れます。
④ よく混ぜた 「*用土」 を少し入れて、バラを置いてみます。 台木が見えるか見えないか、くらいの位置まで土を入れるので、土の量を調整しましょう。 根を広げる感じで植え付けます。
⑤ 位置が決まったら、残りの土を入れます。 割り箸みたいなもので突きながら、根の間にもしっかり土を入れていきます。
⑥ 最後に、十分に水遣りをしてくださいね。
 さて、入れ替える用土についてです。 最近は、土もいろんな種類があります。 植物によって 「ブルーベリーの土」 とか 「パンジービオラの土」 とか。         
 当然、「バラの土」 というのもあります。 あらかじめ肥料とか入っていて、そのまま使えばOKというもの。
 とにかく手軽にやっちゃいたい、という方はそれを使ってもいいでしょう。 しかし、あえてそれを買ってくる必要はありません。 基本の材料で、それぞれの植物が好む土を作ってやればいいのです。
 今回の材料は、右の写真です。 「赤玉土・小粒」 「乾燥牛ふん」 「腐葉土」 「肥料(ハイポネックス)」。
 基本は「赤玉土」で、牛ふん、腐葉土を適当に混ぜ込みます。 3割くらいの感じでしょうか。 これらは土をよい状態にしていくもの。 ハイポネックスは、ゆっくり土にしみこんでいく一般的な化学肥料です。
 コンテナの土は2年を目安にチェンジして、元気なバラを育てましょう! 
 あ、真ん中は 「アイスバーグ」 。 今年もこんな花が見られますように。