ニッポンの花たち②
葉の美しさで、日本のみならず外国でも人気の「ギボウシ(擬宝珠)」ですが、初夏に咲く花も、なかなか上品です。
我が家の玄関前「植栽ボックス」に咲く、葉が小さいタイプのギボウシ(名前は忘れました・・)は、薄い紫の花です。
ギボウシは、日本原産の植物です。
古くから、日本の庭園では、樹木の根元などによく植えられていました。が、「イングリッシュ・ガーデン」が人気になって、学名の「ホスタ」と呼ばれることも多くなり、外国の植物のような雰囲気も醸し出しております、が、ですよ。
江戸時代に、シーボルトがヨーロッパに持ち帰って、以来、品種改良で多くの品種が作られていったようです。
おかげで、色も大きさも質感も・・・ギボウシの葉は、個性的なものがいっぱい!
左の写真は、白い覆輪(葉のフチのところに斑)が入るタイプのものです。赤い花はギボウシのじゃありません。奥に植えられている「ツボサンゴ」の花。
このような斑や、葉の色調の違いで、主役になったり、まわりを引き立てたり。
常緑ではないので、冬には、地上部がなくなってしまうのが残念なところですが、春になると必ず再び顔を出す丈夫な植物です。
例によって、日本育ちなので育てるのは簡単。特に手はかかりませんので、まだ育てたことのない方は、ぜひお庭に1株、加えてみて下さいね。
今の季節、お店にたくさんの種類が出ていますよ。まさに、よりどりみどり!