○んちの主
お手入れ先の庭。「ツツジ」の葉の上に、点々と黒いものがあります。
んんん? 何かのタネのようにも見えますが、よーく見ると形もふぞろい。
明らかに、誰かがお尻?からプッ、と出したものです。葉もかじられて、先の新芽は葉脈だけになってます。写真でわかるかなー?
で、よーくよーく観察すると、いました、いました。
葉の色と同化してるので、よく見ないと気づかないけど、これは「ハバチ」の幼虫。
葉っぱを食べる、ポピュラーな害虫です。緑のからだには、黒い点々があります。
頭の先は、茶色なんです。でも、別に可愛いくはない。
こんなに小さいし、毛もないので、不気味度は低いです。が、小さいくせに、大食漢。
葉の端っこから食べていって、ほおっておくと葉脈だけ残して、全部食べてしまうのです。群生してるから、1匹見つけたら、20匹くらいいると思おう。 幼虫、見つけたらとにかく、捕って捨てます。割り箸とか、ピンセットとかでつまんで。
私は容赦なく、はさみでつまみます。くねくねするから、手加減で、ちょっとむごいことになる場合もあるけど。見るのもコワイっていう人は、くっついてる葉ごと切り取って捨てましょう。まず、撤去が原則。
でも、ほおっておくと、丸坊主になっちゃうーという状況の場合は、なんか手当てをしましょう。
一番手軽なのは、スプレー剤。とりあえず、病害虫に効果のある総合的な「殺虫殺菌剤」でよいでしょう。
風のない日、翌日雨が降らない日を選んで散布。葉裏にいることが多いので、裏側も忘れずに。
ハバチは、バラにもよくいます。バラに多いのは「チウレンジハバチ」。ハバチにも、いろいろ種類がいるのです。