危険なヤツ
壁に立てかけているのは、おなじみのコニファー(針葉樹)、「ゴールドクレスト」です。クリスマスによく鉢で売られているアレです。
明るい葉色で人気があり、生垣としてお庭に使われているお宅も多いですよね。
そのゴールドクレストが、なぜこんなことになっているかというとですね、私が伐採したのです。
このゴールドクレスト、そもそも、施主さんが鉢植えで買ったものでした。が、水遣りに手がかかるし、外からの目隠しにもなるかな、と家の隅、壁際に地植えして2年ほど経ち、徐々に大きくなっていました。
ゴールドクレストというのは、実はものすごい大きさになる木です。樹高10m以上も大げさじゃありません。
だから、内心、早めにナントカ、邪魔にならないところに移植しなきゃ、と思っていたのです。大きくなると、日当たりが悪くなるし、風通しも・・・窓を覆い隠すと都合が悪いから。そう、そう思ってた矢先なんです。
しばらくぶりに、お手入れに近づいてみると・・・なんと、45度に傾き、隣のバラの枝に覆いかぶさっているゴールドクレス発見っ!うおおおー。
先日の、台風の強風にあおられたのでしょうか。根っこが半分飛び出していて、下部はカラカラになっています。
隅っこに植わっていたので、誰も気づかず、長い間、この状態だったようです。瀕死。
コニファーというのは、もともと移植が難しいので、見たところ、まず無理と判断し、思い切って切り倒しました。で、ごみ袋に入れるには、もうちょっと小さくしなきゃなぁー、と考えてる図。
ゴールドクレストは、大きくなるというだけでなく、見た目と違って、じつは根が浅い木です。カラダは大きくなっても、わりと浅い位置に根を張るのです。
だから、こんなことも起こるのだ。地植えにする場合は、植える場所をよくよく検討しなければなりません。
人が通る場所や、玄関前などに、あんな大木が倒れてきたら、危険ですからね!