バラのマルチング
バラの病気でいちばんポピュラーなのは、「黒点病(黒星病)」です。
葉っぱに黒い点のようなシミができて、葉の全体が黄色くなって、落葉します。バラを育てた人は、ぜったい、一度は見たことがありますよね。
黒点病は「菌」によるもので、主な発生源は「土」!
土の中にいる菌が、雨や水遣りなどの水の跳ね上がりで、バラの葉裏に着いて・・・というのが主な発生ルートなのです。
葉についた菌は、やがて近くの葉に感染していくので、放っておくと広がっていきます。知らんぷりしてると、葉がぜーんぶなくなることもありますよ。
見つけたら、病気の葉はぜんぶ除去、が鉄則。感染した葉は、その上から薬剤をふりかけても、もとには戻りません。
葉を取って、その後に薬剤をかけて、それ以上感染を広げない、というのが薬剤の使い方。
・・・そういうことなので「予防」も大事です。
病気になる前に、定期的に消毒しておく、ってのはとっても有効な方法です。が、病気になってもないのに、薬を撒くのも、なんだかなぁ・・・と思う人は、まずは「マルチング」をしておきましょう。
土が跳ね返らないように、最初から土を隠しておくの。
ウッドチップだとか、きれいな砂利を敷くとか、方法はいろいろあるけど、土面をカバーするタイプの植物を植えて、根元を覆ってしまう、という手もあり。
写真はOさんちのバラ。ほーら、バラの根元には、とっても素敵なカバープランツが・・・・んんっ?こ、これは!
そうなんです。これは、いわゆる雑草と呼ばれている「カタバミ」。黄色い花の咲く・・・そのへんにいっぱいはえてる、アレです。
Oさんちのバラの鉢にも勝手にはえてきたので、そのままにしておいたら、素敵に育ちました。いいじゃん、いいじゃん!
いい仕事してます。雑草も捨てたもんじゃないね。