初冬の花

niwazou2007-11-29

 白くて、ふわふわしているのは、 「ヤツデ(八手)」のお花です。いまの時期に咲きます。
 昔から、家の裏手の、日の当たらない場所に植えられてることが多かったせいか、地味ーな印象ですけど・・・あ、でも、最近はお庭に植える人も少なくなったから、逆に新鮮かしら?
 いずれにしても、個性的な形の葉っぱに、目がいきがちのヤツデですが、お花も意外にかわいいのです。
 名前のとおり、八つに切れ込んだ葉が「手のひら」みたいなのが、ヤツデの最大の特徴なんだけど、この写真の葉っぱ、どれも切れ込みは9つ。
 そう、実際には、切れ込みの数は7か9が多いのです。「8(八)」なのは、縁起のいい数字だから、という説がたぶん、正しい。
 ・・・と、いうところからも想像できるとおり、ヤツデは日本原産の植物。 学名は「Fatisia japonica (ファツィア・ジャポニカ)」です。
 めったに見かけませんけど、このヤツデにも、白い斑が入ったり、黄色いスジが入ったりしたものがあって、そういうのは、日陰を明るい雰囲気にしてくれます。
 葉モノが好きな人が、斑入りのヤツデを見つけたら、ああ、手に入れたい!と思うに違いありません。
 が、そう簡単には手に入らないのです。
 とってもお高いんですよ、斑入りのヤツデさん・・・・・。