つるバラの誘引(4)
これは「スッポンフック」というものです。
針金を張りたいけど、釘を打ったりはできないっ、という場所に代用できる、貼り付けるフック。
フックの裏面に接着剤が付いているので、ライターとかの、火で溶かして使います。
一応「モルタル、ブロック、木部、コンクリート等の、凹凸のある面もOK」 となっています。 が、凹凸のある面に使用するときは、要・注意。
どうしても接着面が少なくなるので、くっつく強度も弱くなります。接着剤をよーくよーく溶かして貼り付け、何日かおいて、強度を確かめてから枝を留めていきましょう。
じつは、私、スッポンフックでは、一度失敗しているのです。
コンクリートブロックの塀に貼り付けたスッポンフックに、針金を張り、まだ枝のあまり伸びていない小さい苗を植え付け、枝を誘引しました。時間の都合で、1日で全部やっちゃったわけです。
そして2週間後。再び現場を訪れると・・・・針金にくくりつけられたバラの苗が、空中にぶらーん・・・。
スッポンフックの接着が甘くて、針金と、それに枝を留め付けられたバラ苗をくっつけたまま、壁からはがれてしまったのでした。
植えたばかりの苗は、まだ根が張ってなくて、土からすっぽり抜けて根がカラカラになっていました。。。。ううっ。 涙・涙です。
と、いうこともあるので、むやみに信用してはいけません。接着する時期も選んで使って下さいね。雨上がりや、湿度の高い日は避けて。それと、ずっと湿度の高い場所には向いていません。
「耐荷重5Kg」とあるので、太い枝をムリヤリ水平に寝かせて・・・なんて状態で留めつけて、過剰な負荷をかけるのも、ちょっと危険。
とはいえ、適切に利用すればとても便利な一品です。
すでに根付いているバラなら、フックがはがれても、根が抜けるようなことはありませんしね。
スッポンフックは、ホームセンターで、売ってます!