つるバラの誘引(3)

niwazou2008-01-17

 バラの枝を、しかるべき場所に配置するためには、それを受け止めてくれる支えが必要です。
 フェンスやアーチなら、ヒモやビニタイ(針金が中に入っている、園芸用のテープ)で、直接、枝を固定していけばOK。
 では、壁とか、そんな平らな場所に誘引したい場合は、どうするのか。
 そんな場所には、「針金」を張って、それに固定していきます。写真は、レンガの壁に針金を張った例。 
 実際には、こんな大きな金具(これ「アンカー」というの?)である必要はなくて、「ネジ釘」を使えば十分です。
 小さくて見えにくいんですけど、左のコンクリート塀に打ち込んであるのは、よくある直径5mmくらいのネジ釘です。
 角に近いところに・・・見えます?針金は、溝に沿って張られています。
 ネジ込むときは、頭が少し飛び出た位置でストップ。
 5mmくらい、壁から飛び出した状態にします。全部、打ち込んでしまうと、針金が壁にぺったりくっついて、枝をとめにくくなりますから注意。
 要するに、ネジ釘で出っ張りを作って、それに針金をひっかけていくのです。ネジに何回か巻いて留めて、針金を張っていくのです。
 しかしながら、こんなコンクリート壁ならば、さほど抵抗ないとしても、いざ、家の壁にネジ釘を・・・となると、ちょっと勇気が要ります。
 そんなときは、最初に釘を打たない方法を考えてみましょう。
 針金を引っかける出っ張りは、何も新たに作る必要はありません。
「雨どい」とか、「窓のサッシの枠」とか。出っ張っているもので、使えそうなものがあれば、まずそこに針金を巻いて張ってみます。しっかり固定できれば、釘なんか打たなくていいのです。使えるものは、使おう。
 それもちょっと無理、という場合は、市販の「フック」を貼り付ける、という手もありますよ。