ななこがき

niwazou2008-03-06

 これ、どこかで見たことありませんか?
 小学校の校庭だったり、公園だったり。
 この、花壇とか、芝生とかのまわりを囲んでいて、「ここから、入るなよー」みたいな仕切りには、実はちゃんとした名前があります。
 「ななこ垣」というんです。
 割って細くした竹を、半円に曲げて、連続して差し並べた垣根。 (交差してる部分は、縄とか針金でとめてある)
 簡易なものですが、古くから日本庭園でも使われてきた、由緒ある?垣根なのです。
 名前の響きが可愛いのですが、この形もやさしくて好きです。 完璧にガードするんじゃなくて、やんわりと「ここ、入っちゃだめよー」と言ってる感じが、控えめで。

 最近の庭には合わないか?というと、そうでもないと思うのですよ。
 半円の大きさを変えてみたり、交差させる幅をかえてみたりすると、オリジナルな楽しい垣根ができそうです。材料さえ用意できれば、DIYも簡単。
 畑で使う、「トンネル支柱(緑色の、プラスチックの)」なんか使っても、簡単に作れるのですが、そのまんまだと、いかにも畑っぽいから、色とか塗っちゃうといいかも。
 やさしく知らせる「立ち入り禁止」の合図が、こじゃれたお庭のアクセントになるかもよ・・・というヒントです。