シンボルツリー、何がいい?①
落葉樹の多くが、まだ、こんな裸な状態の今の季節。
「これ、何の木?」と問われて、答えに詰まることも多い今日この頃ですが、この木は「ジューンベリー(=アメリカ・ザイフリボク)」という木です。
4月に白くて小さな花が咲いた後、葉っぱが出てきて、6月には赤い実がなります。
実は食べられます。花、実、紅葉を楽しめる、三拍子そろったお得な木です。
さて、新築時に、玄関脇に何の木を植えるか?と問われて、提示された2種類のうちの一方だった「ヤマモミジ」を植えてもらったN邸。
しかし、植えてもらったら、思ってたのとなんか雰囲気が違っていました。大きさとか形とか。
で、邪魔な枝を切ってみたりしたら、へんてこな形になっちゃった。
玄関先なだけに、毎日目にするのに、なんかこの木が・・・。新しい家になじまない気がして、木に愛着が持てなくて、というのが、相談を受けたきっかけでした。
N邸のヤマモミジは、枝ぶりは確かにイマイチになってて、足元のツツジも荒れていました。
が、場所は悪くないのです。どちらも強い木だし、手入れがどうこうという問題でもなさそう。
ヤマモミジは紅葉もきれいだし、洋風の家にも合う木です。
剪定をし直して、きれいな状態に整えれば・・・と最初はそう思ったのですが。
・・・・「結局」。じっくり話し合った結果、ヤマモミジを、上のようにジューンベリーに植え替えることになりました。
思ったより小さい木がきてしまって、前より淋しい景色になったのですが(今は枝だけですし)、Nさんは、蕾が膨らむのを、毎日見ているの!と、楽しそうにいいます。
・・・・「結局」、までの過程に何があったと思います? この途中経過については、月曜日に続きます。