4月のクリスマスローズは

niwazou2008-04-09

 クリスマスローズは、冬から春にかけてずーっと咲いたまま。
 花びらに見える部分は、じつは「ガク」という部分だからです。ほんとは花びらじゃないから、散りません。
 しかし、春の訪れとともに、ガクの色も次第に色褪せてきて、タネもでき始めます。お宅のクリスマスローズは、今、どんな状態?
 白やピンクは緑がかった色に変化したり、黒色は薄くなったり・・・と、そろそろ、活動シーズンが終わりに近づいてきたことを感じさせます。
 この季節、よく聞かれるのは「花がらは、切った方がいいの? 切るならどの位置で?」というようなこと。
 基本に忠実に、お答えいたしますとですね。
 A.切った方がいいか → 花が色褪せてきたら、早めに切った方よい。養分を、翌年のための新芽に回してやった方がいいから。
 B.どの位置で切るか → 花ごとに、葉の出ている付け根で切る。一本の茎についた花が全部終わったら、茎を株元から切る。
 ってところです。
 でも、褪色した感じも好き、ということであればそのままで、気の済むまで愛でてあげればいいと思います。盛りでない姿も愛してもらえれば、クリスマスローズも本望、というもんですっ。
 枯れてぐだぐだになったら、株元から切りましょう。
  ← 我が家のクリスマスローズ。タネができてます。
 そして、次に多いのは、「肥料はどうすりゃいいの?」という質問。
 これは、花が終わったあとに「ごくろうさま」、のお礼の肥料をあげるのが礼儀というものですが、クリスマスローズの場合は、ひとつだけ注意して欲しいことがあります。
 それは、これから夏〜秋にかけて、冬眠ならぬ「夏眠」の時期に入るということ。
 株そのものが、活動を休止して、休もうとしているのです。だから、休みに入るまでに、栄養をもらっておきたいけど、休んでるときに、ムリヤリ栄養を与えないで欲しいということ。
 だから、お礼の肥料には、効き目の早い「液体肥料」が適しています。「ハイポネックス」とか「花工場」とか、薄めて使うタイプのものです。
 あ、薄めて使うのが面倒なのよね、という方は、すでに薄めてあってそのまま使えるタイプのものも出ているので、そちらをどうぞ。価格は、割高ですけど。
 その他にも、粉状のもの、粒状のものも、今はいろいろありますが、いずれにしても「ゆっくり効く」タイプでなく、「速く効く」タイプの肥料をあげて下さいね。