4年目のS邸

niwazou2008-05-06

 庭のリフォームをさせてもらって以来、毎月のお手入れに伺うようになって、もうすぐ、丸4年になろうかという世田谷区のS邸。
 玄関前に続く花壇部分は、今がいちばん、きれいです。
 手前のが「斑入りのギボウシ」、ピンクはまだ咲き続けている「ガーデンシクラメン」、白い花は「コバノタツナミソウ」、その奥は、花の終わった「クリスマスローズ」。間からは、光を求めて薄紫色のビオラが、顔を出しています。
 写真には写ってないけど、他には、「ツルニチニチソウ」や「シラン」も咲いています。
 これから、「つるバラ」や「アスチルベ」、「カシワバアジサイ」「ラミューム」が咲き、夏からは「ハンカチの木」「ホトトギス」「シュウメイギク」へと続きます。
 花壇のものは、基本的に宿根草ばかりなので、毎年、その季節になると、勝手に花をさかせてくれるのですが、この「勝手に」、は、じつはクセモノ。
 ほんとうに、勝手にさせておくと、1年であっという間に「野原」になります。
 「植え替えとか、手入れをしなくていいから、宿根草を植えてください」という方がいらっしゃいますが、宿根草のお庭をきれいに保つのは、お手入れをしないと不可能。
 広ーいお庭なら、自然のまかせたワイルドな草原風も素敵ですが、限られた場所でいろいろな植物をバランスよく楽しみたいなら、配置を変えたり、大きくなりすぎたものは株分けをしたり。
 それぞれの植物をきれいに見せてあげる、手助けが必要になってくるのです。
 S邸も、お手入れ3年めになって、やっと、それぞれの植物の好きな場所や条件がわかってきて、今年がいちばん、それぞれが生き生きと育っています。