初夏のお菓子

　いかにも、お花の形をしている、季節の和菓子。　このモデルは、「テッセン（鉄線）」です。
　花びらの表現が素敵。　中にあんこ、入ってます。
　見て涼しげ、食べておいしい。　最近でいちばん、私をとりこにした一品です。
　最近では、まとめて「クレマチス」と呼ぶことが多いのですが、「テッセン」はじつは、クレマチスの中の、『　中国　』 の原種（ の1つ ）の名前です。
　←　これテッセンね。　現物と比べてみると、ほんと、よくできてますよねー、生菓子。　職人さんのセンスが光ります！
　上記のとおり、テッセンて、名前は日本ぽいけど、原産は日本じゃなくて、「カザグルマ」とか「ハンショウヅル」なんてのが、日本原産です。
　そんな、中国や日本も含めて、世界中にある原種を交雑して、今は何百種とあるものを、まとめて「クレマチス」と呼んでるわけです。
　・・・・と、話がややこしくなりましたが、テッセンもカザグルマも、まとめて「クレマチス」と呼ぶのが、今や一般的。
　大方のものは、５月が旬ですが、終わった花を剪定すると、もう一度咲くものも多いので（品種によります）、まだまだ長く楽しめますよ、植物の方も！！