niwazou2008-06-17

ちょっと前に、サイズのちっちゃい「アジサイ(紫陽花)」を2種類紹介しましたが、今日はでっかいのです。
 こちら、大きくなると、お花が人の顔くらいのサイズにもなる (・・・顔のサイズにもよるけど) 「アナベル」という名のアジサイです。 
 近頃、人気です。 
 お花が大きくて、豪華! きれい! っていうこともあるけど、お庭を作る、いわゆるプロの人たちにも人気。
 というのは、あとあとの「手入れが簡単」だからなのです。 5月27日に紹介した「エンドレスサマー」と同じで、剪定の失敗がないの。 
 毎年毎年、春から伸びた新しい枝の先に、お花が咲くのです。 だから、へんてこりんなとこで剪定しても、翌年は帳消しにしてくれて、毎年ちゃんと、咲く。
 だから、アナベルをお庭に取り入れてるデザイナーさん、プランナーさんは、単に「見栄えがいいから」という理由だけじゃなくて、「あとあと施主さんが手入れをし易いアジサイだから」 と考えてる場合も多いと思う・・・たぶん。 
 個人的には、つぼみが緑→花の盛りは白→緑→そのまま剪定せずにおくと銀色っぽく(枯れてるわけですが)、という色の変化も好きです。
 もともとアジサイは、「日本」や「中国」に自生していましたが、「アナベル」は、北アメリカ原産種です。
 お店によっては「ハイドランジア・アナベル」って表示されてる場合もありますが、「ハイドランジア=アジサイ」です。
 「ハイドランジア」は学名。 昨日の「クレマチス」と一緒で、品種改良でできた、たくさんのものが世界中にあって、それをひっくるめて「ハイドランジア」。 植物の名前って、ややこしいね。
 さて、話はアナベルから、離れますが。
 今年買った、咲いているアジサイを「お庭に植えつけたい」と思っている人。
 冬に作業をすると簡単だけど、夏に水を枯らしてしまいそうなので早く植えちゃいたい! という場合は、花が終わりかけた頃に作業するとよいです。
 花の咲いてる、3つくらい下の芽(節についてる、大きめの芽ね)の上で切って・・・というのは、根を張らせるために、余分なエネルギーを使わなくていいようするためであり、かつ、来年も花を咲かせるためです。
 根っこをあまり崩さないように、植えましょう! といっても、あんまりぐーるぐる根が回っていたら、ちょっと崩してね。 で、植えつけたあとは、しっかり、たっぷり、水をやってください。
 2枚目の写真は、日曜にお手入れしてきた、世田谷区T邸の、アナベルです。 
 手前の黄色っぽい葉は、斑入りの「ヤブラン」です。