アブラムシと農薬

niwazou2008-09-19

 昨日は、月に一度の「ガーデン・アドバイザー」の仕事で、住宅街をまわっておりました。
 「のんびり雨台風」の影響をちょっと受けて、降ったり止んだりの小雨の中をふらふらと・・・・
 あ、コスモス!
 あるお宅の玄関先に、コスモスの寄せ植え鉢が、置いてありました。 まあ、きれい。
 と、ここで、ぐーんと引いて、コスモスの茎の部分を写してみますと、ですね。
 黒いのわかる? アリが登ってきてるよーん、アリ。
 ということは、当然のように、いるのです。 アブラムシが。 よーく見ると、びっしり並んでるのよ。 げげげっ、でしょ。
 気温が少し下がってきましたので、ふたたび、アブラムシが元気になるシーズン到来なのです。
 ここんとこ、雨が多かったけど、天気が落ち着いたら、いっきに来るよー。
 「じゃ、手っ取り早く、薬をまこう」・・・というのも間違ってはいないです。 間違ってはいないけど、今年の私は考えるところがあって、できるだけ、農薬は使わない主義に移行しております。
 そんな私から、対処法をアドバイスするなら、やっぱり
 1. 軍手をはめてこそげ落とす。 または、ホースを強めのシャワーにして、水の力で跳ね飛ばす! 
でしょうかね。 あるいは、
 2. 間引き剪定をする時は、アブラムシの多い茎(枝)を、優先して切ってしまえ! ←ちょっと乱暴よ。
 1.2のような、自力の撤去作業を終えた後、水で薄めた「木酢液(もくさくえき)」なんかを散布しておいて、その後の予防をする。
 ちょっと手間はかかるけど、そんな方法になります。
 木酢液に「ニンニク」とか「トウガラシ」とか漬け込んだような、さらにパワーのある、手作り自然派農薬であれば、なお予防効果はアップします。 
 作り方については、いろいろ資料も出てますから、試したい方は、ご自分で調べてみてくださいね。
 私の「農薬使わない主義」は、正確にいうと「減農薬主義」です。 今のところ。
 困った虫が大発生して、効き目の早いもので駆除しないと、その個体の命にかかわる(枯れてしまう)、とか、人間が触ると危険、いう状況では、やっぱり薬で迅速に駆除しなきゃなりません。
 でも、まあ、人力でなんとか対処できるなら、それに越したことはないわけで。 人にも環境にもおサイフにも優しい、っていうのが理想です。
 薬をまくたびに、薬慣れしちゃって、「耐性」をもつ新しいアブラムシが登場していくらしいから、それも困りますからね。
 アブラムシ、名前のついてる種類だけでも、日本に700以上いるらしいですよ。 
 恐るべし、アブラムシ。 700種類調べた人、さらに恐るべし!