オジギソウの認知度
こちらは、我が家で暮らす観葉植物、「エバーフレッシュ」の「エバちゃん」です。
ウチにやって来て2年。 そんなにいい待遇は受けていませんが、すくすくと成長しております。
さて先日、伊勢丹で販売をしていたときのことです。
エスカレーターを上がって来たら、ちょうど目に入る位置に、木製コンテナに植え込んだエバーフレッシュを置いていました。
するとですね。 こちらにやって来るお客様の多くが、つんつん、と、エバーフレッシュの葉を触って行きます。
10人中8人、といっても言いすぎじゃないと思う。
この写真を見たアナタ。 ほーれ、アナタもきっと触りたい気分になーる、ほーれ、ほーれ・・・・
って、暗示にかけようとしてるんじゃなくて、ですね。 記憶が蘇ってきたんじゃありませんか?
そーです。 エバーフレッシュの葉っぱは、「オジギソウ」の葉っぱにそっくりなんですよね。
同じマメ科の植物ですから、葉っぱもよく似ているんです。
みなさま、閉じるんじゃないかと、触ってみては、アレ?アレレ? と、腑に落ちない表情をなさるので、そのたび 「オジギウに似てるんですけど、閉じないんですよー。 夜になると、自分で閉じるんですー」 と、説明し続けた夏の日よ・・・。
となぜ、唐突にこんな話になったかというと、出会ったのです。 久しぶりにオジギソウ(お辞儀草)に!
ああ、懐かしや。 指のトコ、触ってみたら閉じたんだけど、わかる?
オジギシウは名前のとおり、触ると葉っぱが閉じて、うなだれる(お辞儀してる)ようになることが、よく知られています。
理科の教材で、小学校とかで出てくるんですよね、確か。
たぶん、出会ったのはとっても昔のことなのに、オジギソウのことは、みんな、よく覚えてるんですね。 認知度、高っ!
桜とかモミジ、と同じく? <日本人 みんな知ってる オジギソウ>なのです。
じつはこのオジギソウ、触ったときだけじゃなく、まわりの明暗や、熱なんかにも反応するんですよ。 オジギソウも、エバちゃんみたいに、夜になると寝るの。
英名は“sensitive plant”。 中国名は「羞恥草」。 控えめで、繊細なオジギソウです。