ハッピー・リング
漢字で書くと「秋桜」。
“萩の花、尾花・・・”の秋の七草の中には入っていないけど、今の時代に合った「new秋の七草」を並べるとしたら、きっと候補に入るだろうな、「コスモス」。
でも、じつは原産地はメキシコ。 日本に入って来たのは幕末だそうです。
最初にコスモスに出会ったのは、話題の「篤姫」の頃の人たちだったのかしらん。
・・・・と、まあ、日本にやって来てからは、ずいぶん経っていますが、この品種・乱出状態の、植物界の中にあって、コスモスって、意外に品種が少ないのです。
季節柄、台風なんかで倒れてる姿をよく見かけるので、お庭には使いにくく、矮性種(大きくならない種類)はないかなぁ、と思うのですが、なかなか見つけられません。
仕入先で、あ、ちっちゃい、と思って聞いてみると、そのうちフツーに大きくなるんじゃないか、とのこと。
出荷時に矮化剤で、背を低くしているものはあるけど、保つのは一ヶ月くらい。 そのうち、もとの背丈に育っていくことが多いそうです。
そんな中でですね。 この間、ちょっと趣の違う品種を発見しました。
お花の中心がぐるっと白くて、その周りに濃い色が入っています。
この模様からでしょう、名前は「ハッピーリング」。
一般的なコスモスよりも、ちょっとだけ草丈が低くまとまるそうです。 〜80cmくらいでしょうか。
大きくなりすぎると、困るー、という時には、念のため、鉢植えで育てると、より安心ですね。