好き・嫌い
みかんちゃんとお散歩していると、小学生か中学生か? 微妙な大きさの野球少年が歩いて来ました。
部活の帰りでしょうか。 3人で嬉しそうに、なんかしゃべってます。
少年A 「××、じゃないのー」
少年B 「だ、だからぁー、そうじゃなくてー。 少し優しくてー、かわいくてー、色々うるさくない人のことっ!」
少年A・C「・・・××じゃーん」
・・・・なーんだ、好きな人の話か。 ふふふ。
必死なやりとりを聞いて、ニヤニヤ笑いをおさえつつ、3少年の横を通りすぎたわけですが。
「色々うるさくない人」って、少年B、いっつもお母さんにいろいろ怒られてんだろーな。
さて、異性に限らず、人間にはいろんなものに対しての、「好き・嫌い」があります。
植物に対しても、これは形が、色が、匂いが、模様が・・・理由はないけどなんとなく、とか、誰しも1つや2つは嫌いなものが、あることでしょう。 当然です。 承知しております。
が、ががっ。
ただ今、あるお宅の、リ・ガーデンのプランを引き受けている私は、この仕事を始めて以来の、超はっきりした 「好き・嫌い」 旋風に、翻弄されおります・・・・。
植物のリストを作成しているところですが、写真、見てー。 赤線引いてるところは、どれも施主さんの「あんまり好きじゃない植物」なのー。 とほほ、なのー。
当然、赤線のとこは、性質や開花時期なども考慮しながら、代りのものを挙げなきゃなりません。
資料ひっくり返して考えてるうちに、夜が明け、気づけばAM6:00だった今日・・・ああ、オバサン、ふにゃふにゃ。
でも、施主さんはなーんにも悪くないの。 悪いどころか、ありがたいことです。
リストアップされた沢山の植物がどんなのもか、ちゃんと自分で確認してくださったわけですもん。 プランを作った甲斐はじゅうぶんにありました。
こんなことになったのは、個人的に引き受けた仕事でないため、事前にきちんと施主さんと話しをする機会がとれなかったためです。
どんな雰囲気のお庭にしたいのか、どんな植物を植えてみたいのか。 立ち話程度では、真意が読み取れなかったということです。
やっぱり、面と向かって話して、相手のことを知るのはすごく大事。
「お花はぜーんぶ好き」っていう人もいれば、逆に「こういうのだけ好き」って人もいるわけで、十人十色の人の好みを、短時間で把握するって、難しいことですね。
って、それをぱぱっと把握して、形にするのがプロか。 いんやー、まだまだですな。 ワタクシ。
ちなみに、左の写真は、私の好きな木のひとつ「マユミ」の秋の姿。 私の「好き」はこんな感じです。。