クレマチス、病気のナゾ その2
クレマチスの 「サビ病」 について、いろいろ調べてみました。
だいたいにおいて、病気っていうのは人間と同じで、疲れがたまったり体力が落ちているときに、かかりやすいもの。
だから、このクレマチス。 あ、品種は 「プリンセス・ダイアナ」
右のようなチューリップみたいな花の咲くものです・・・も、四季咲き性があって、何回か花を咲かせた後なので、ちょっと体力が落ちているときかなぁ、なんてことも、原因の1つと考えられます。
そして、長雨、蒸れ。 つまりは、ここのお宅のクレマチス、今まさに、病気が発生しても無理のない状態だったのかな、というところにたどりつきました。
で、病気の葉っぱを全部取り除いて、その後、「ダイゼン」とか「ベンレート」といった農薬を散布して再発を防ぐのが、現段階の手当てとしては一般的な方法。
ま、その前に、風通しよくしたり、土が跳ね返らないようにマルチングしたり、肥料をあげすぎない(チッソ分の多いもの)など、病気の発生しにくい環境を整えてあげることが前提です。
で、ナゾは、いちおうは一件落着。
が、じつはこの度、もうひとつ気になる「病気を呼ぶ原因」を知りました。
このお宅の場合は大丈夫ですが、さび病には、「菌が、異なる2種類の植物の間を往復して生活していく“宿主交代”」という発生の仕方があるようなのです。
この「異なる2種類」の組み合わせは、だいたい決まっているようですが、クレマチスの場合は「赤松」が挙がっていました。
最近のお宅で、改めて赤松を植えるような場合は少ないけど、周りが松林っていうお宅はあるかもしれない。
赤松とクレマチスの、思わぬ接点。 そんなこともあるらしいのよー。
その仕組み、わたくしも、詳しくはまだ理解できていません。
ああ、でも、やたらに何でも隣に植えちゃいけないのよね。 それは、きちんと整理しておかなくちゃ。
植物の病気も、結構複雑なもので、調べてると、ちょっとだけお医者さんみたいな気分になった、今回の一件でした。