冬の藤

niwazou2009-01-14

黒ーい、長ーいものが、ぶらりーん。
 ズーム・インすると右のようなんですが。
 まことに、不気味な光景でございいます。 ここは、いまや荒野と化した、岡山県にある私の自宅・裏庭。
 この、おどろおどろしい姿の木は、じつは、おなじみの「フジ(藤)」。 これは、あの美しいフジの冬の姿です。
 フジっていうと、まあ、ふつうは「藤棚」とかに絡ませて、下から見上げて、ああ綺麗・・・・という、あれが正しい育て方なのでしょうけれど、東京に引っ越すときに、とりあえず、鉢をそのまま埋めていきました。
 そしたら、こんなになっちゃった。
 しなだれかかるものがなければ、こんな樹形になるんですね、フジ。
 苗木を買って育てていましたが、買ったときには咲いていた白い花は、その後一度も咲いていませんでした。 まだ幼木だったのでしょうか。
 しかし、このタネをみると、今や、かなり見事に咲き乱れているものと思われます。
 が、例によって、あまり気づいていない、現・住人の姉の家族。 ある意味、この無関心ぶり、あっぱれ。
 咲いてるところを、ぜひとも見に帰りたいのですが、フジの咲く頃は、たいてい仕事も忙しい季節だから、まず無理。
 いつも、こんな姿ばっかり見てるので、この頃、私の中のフジのイメージが変わってきました。 人間だったら、ノーメークのときばっかり見てる感じ?
 なんか手入れをした方がよさそうだけど、下手に手を出すと、なんか夢に出てきそう・・・ということで、今回も、眺めるだけで帰ってきました。 
 もう、好きに育っておくれ。 裏庭は森にしてくれ。