新年の初・勘違い
ご自分のお宅の「家紋(かもん)」って、ご存知ですか?
逆に「家紋って何?」と聞き返されてもおかしくなさそうな、平成21年ですが。
由緒ある名家や、創業ウン十年のお店ならばいざ知らず、日常、縁がないっていえば、ない。 知らなくて普通かもしれないけど、たぶん、どのウチにも受け継がれてるはずですよね? 家紋。
といいつつ、じつはワタクシ、現在の我が家の家紋を知らないのだ・・・・結婚するときに、黒い着物に家紋を入れてもらってるはずだけど、なんだかんだで、まだ着てないもんで。 確かめてないんです。
で、夫に聞くと「そんなもん、ないぞ」と言う・・・。
そんなはずないぞー、ないわけないじゃんよー。
と、いうのも、たまたま先日、実家で、久しぶりに実家の家紋を見たのです。 上のヤツね。
岡山県の工芸「鳥城彫り(うじょうぼり)」の家紋。 彫ってくれたのは伯母。 用途は、なんだかわからないけど、木製のトレーです。
下には、これまた理由がわからないけど、実家の姓が××家、と彫ってありました。
これが、自分ちの家紋だ、ということは、以前から知っていました。
しかし、この度、私はおおいなる勘違いをしていたことに気づきました。
この家紋、「違い鷹の羽(ちがいたかのは)」というんですね。 モチーフは鷹の羽ですよ、鳥の。 「は=葉」じゃなかったのね。
ワタクシ、これを、ずーっと、何かの葉っぱだと思い込んでいたのでございます。
たぶん、常緑の、昔っからある葉っぱをデザインしてんだろう、と。 これ神棚とかに飾る「サカキ」なんですが、こんな具合で。
最近、長い間信じていた(勝手に思い込んでいた)ことが、次々と崩れて行っておりますのよ。 人間、思い込みが多いものなのね。
実際、植物がモチーフになったもの、多いんですよね、家紋。 あなたのお宅は、どんなの?