湘南ゴールド、☆☆☆
「ガーデニング・アドバイス」で、月1度、伺っているうちの1軒、O邸です。
いつ行っても、帰りに前を通りかかっても、お庭で奥様の姿を見かける、そんな “ガーデニング・大好きっ” な、Oさん。
以前にも一度、デッキと同じ高さの大型の鉢を入れた・・・という例で、話題にさせていただいたのですが、今は、もう、すっかり春の景色になっている、O邸。
アンズや桃の蕾が膨らみ・・・あ、柑橘がなってる。
レモンだったかな、と思い込んでたのですが、これ 「黄金柑(おうごんかん)」 だそうです。
「ゴールデン・オレンジ」という名前で呼ばれることもあるようですが、色は黄色。 ピンポン玉よりちょっと大きい感じで、一見すると 「ゆず?、すだち?」 にも見える。
調布近辺では、あまりお店に並んでるのを見たことがありませんが、鹿児島なんかでは、明治時代から知られていたものだそうです。
でもって、「この前食べたら、酸っぱかったー」と言いつつ、Oさんがすすめてくださるので、おひとつ味見させていただくと。
んん? 確かに酸味は強いけど、さわやかな甘み。 なにより、香りがすんごくいい。 星みっつです! のおいしさです。
Oさんも、「この前食べたより甘い」とおっしゃっていて、これから、1個ずつ食べて、ベストな収穫期を探すそうですよ。 楽しいよねー、そういうの。
帰って調べてみると、黄金柑は、「温州みかん(=一般的な、みかん)」と「柚子(ゆず)」の自然交配でできたものという説。
栽培農家が少ないため「幻の密柑」とも称されるらしいです。 完熟したら糖度が12〜14度ということなので、かなり甘いですよね。
冬に、そのへんのお庭で実っている、大きな「夏みかん」たちと同様、いまどきに収穫して、2〜3ヶ月置いて食べると、甘みが増しておいしくなる、そういう柑橘です。
ちなみに、この黄金柑の名前は「湘南ゴールド」。 従来の黄金柑を、より剥きやすく、果実が大きくなるよう改良されたものだそうです。
爽やかさが、湘南のイメージ?