バルコニー復活・大作戦 2

niwazou2009-04-10

 ちょうど2ヶ月前です。 
 手入れをする人がいなくなり、咲かなくなったバラを再び咲かせましょう!と、 「 M邸・バラ復活大使 」 に任命された (←思い込み?) ワタクシ、niwazou。
 2ヶ月のスパンで伺い、様子を見ながら、その季節に必要な作業を行うこと。 そして、日常の手入れについて、Mさんに体験してもらいつつ説明する、というのが、毎回の主な仕事です。
 前回から今回までの間は、“乾いたら水遣り” が、Mさんが行う、日々のお手入れでありましたが、「寒かったからねぇ」・・・と、Mさん、いささか声が小さめ。
 しかし、そんな冬の期間を、力強く生き抜いてきたようですよ、バラたち。
 ラチスに這わせた枝枝に、次々つぼみが出来てます。 
 冬の「歯ブラシで、カイガラムシ一掃作戦」も、努力の甲斐あって、枝が太ってきました。 新芽もツヤツヤとして元気。
 しかも、そろそろお出ましかなぁ、と思いながら、隅々まで観察してみましたが、全然ついてないの。 アブラムシが。
 病気も、若干の“黒点病”だけ。 
 たい肥を混ぜ込んで土をパワーアップ、とか、濃い目の木酢液で土を消毒とか、枝ができるだけ重ならないように枝をすべて誘引し直した、とか、冬の間にできることはしっかりやった。 
 でも、こんなに病害虫に無縁なのも、ちょっと妙だなぁ・・・・と思ったら。
 いました、いました。 意外なところに。
 バラの足元で、グランドカバーになっている 「ツルニチニチソウ」 の新芽に、そりゃもう、びっしりと!
 やだっ、バラに被害が及んじゃ大変、と、全体を間引いたり、アブラムシをこそげ取ったり、という作業をしばらくしておりましたが。
 途中で、ハテ? と気づいたのであります。 これは、このままの方がいいんじゃないか、と。
 アブラムシは、やわらかい新芽やつぼみが好き。 ツルニチの方が、バラより早く花が咲くから、早く新芽を出した方に、いまアブラムシが集中してるのかも。
 となるとですね、新芽を切って行き場がなくなると、今度は、ちょうど食べごろのバラの方が狙われる・・・
 で、やめました。 ツルニチに犠牲になってもらおう。 
 ツルニチは強い植物だから、アブラムシごときで、枯死するようなことはありません。 切れば、新芽が次々出てくるし。
 そして、バラにはたっぷり、木酢液を浴びせかけました。 アブラムシには、バラを嫌いになってもらおう。
 Mさんにも、噴霧器で、木酢液をシュッシュしてもらい(これは楽しかったようです、Mさん・・・)、できるときには、予防の意味で、木酢液を散布してもらうことをお願いしました。
 今回のこの判断、吉と出るか凶と出るか。 毎日、観察できないので、ちょっと心配だけど・・・ 手に負えなくなったときのために、市販の“病害虫スプレー”もスタンバイです。 
 自力で取り除けなくなったら、薬の力を借りるということで。 
 一番きれいに開花した時期は、ちょうど見ることができませんが、次は6月です。 
 それまでの2ヶ月間、なんとか頑張ってもらって、念願の「バラの咲き乱れるバルコニー・復活」を、楽しんでいただけることを、niwazou、同じ東京の空の下で、心から祈っておりますですよ・・・。