育っていく庭

niwazou2009-05-01

 月1回のペースで、お手入れに伺っているS邸ですが。
 昨年の秋から、お庭に色を添えてくれた、シクラメンとかストックとか、いまだ細々と咲き残っております。
 よくがんばってくれたねぇ、と、ねぎらいの言葉をかけつつ、入口からまっすぐ歩いていくと。
 げげっ、花壇の部分がエライことになっております。 
 なんだ、このボリュームは。
 ギボウシの葉っぱがモリモリ。 タネをつけ始めたクリスマスローズがモリモリ。 何年かぶりに登場した秋明菊の葉が、巨大化したカシワバアジサイがああっ。
 高い壁際・西日中心の日当たりの加減、と、植物を植えた当初は、難題も多かった花壇だけど、ここにきて、いずれも勢いよく育ってくれたようで、嬉しいのは嬉しい。
 けど、どうしよう。
 お庭も、年数とともに育っていくのであります。 今年は、密になった植物の、分量や配置を、見直す時期が来たようです。
 さて、こちら、ギボウシの奥の桃色の花は、「ベニバナシャリンバイ(紅花車輪梅)」です。
 お花は、日当たりのいい場所ではもう少し早いと思うけど、S邸は、ちょっと遅めです。 今、満開。
 「シャリンバイ」というのは、常緑低木で、大気汚染や潮害にも強い木。 マンションの植え込みとか、歩道の脇とか、よく見ると、その辺に結構植わっている木です。
 お花はもともと白で、花というより、年中緑を保つ葉っぱの方が、重宝されていると思うのですが、この紅花種は、とにかく花が可愛い。
 この花が好きで、お庭のプランによく入れています。
 白い斑の入ったギボウシとも、とっても相性がよいです。 このツーショット、毎年楽しみなの。
 アーチに誘引した、つるバラ「サマースノー」には、蕾がいっぱいだし、順調に育ってる、と言っていいと思います! S邸のお庭。