コレ、夏に強いよ 2
今年もまた、夏休みがやってきましたね。 きのう、この夏初めてのセミの声も耳にしたし、ほんと “夏・本番” です。
夏は、植物の水遣りが大変だけど、この季節、植物は水だけがたより。 朝か夕方、どちらか一度でいいので、思い切ってたっぷりと水をあげてくださいね。
さて、右のモコモコした銀白色の葉っぱは、巨大に育った 「アサギリソウ(朝霧草)」 です。
寄せ植えなんかで、名わき役として活躍するアサギリソウ。 絹っぽい手触りが気持ちよい、いわゆる 「シルバーリーフ」 です。
小さな菊に似た花が咲きますが、主に葉色を楽しむ植物。
シルバーリーフと呼ばれる、白っぽい葉を持つ植物は、冷涼で雨の少ない地域が原産、というものが多く、白っぽい葉色から、強い陽射しは苦手というイメージがありますが。
いやいや、そうでもないのよ。 この育ちっぷり。
このアサギリソウは、W邸の南面。 遮るもののない “階段花壇” に植えてあるもので、乾き易く、毎日、日光をガンガン浴びております。
ええと、お手入れ前の茂った状態を、上から撮った図ですが、このとおり、ふさふさに茂っております。
見かけによらず、夏に強いアサギリソウなのです。
ただし、「蒸れ」が苦手。 地植えにしても大丈夫だけど、風が通らない込み合った場所では、地際のあたりが枯れてきます。
暑くて、日差しが強くても大丈夫だけど、大きく育って株元の葉が枯れこんできたら、間引いたり切り戻して、風通しをよくするのが、栽培のポイント。
全体的にビローンとだらしなく伸びたものは、秋になって、地際から新芽が出てきたのを確認したら、ぜんぶ根元からばっさりカットしてあげるとよいです。