秋のベゴニア
お庭に使ってみたいな、と思いながら、今までに機会がなかった植物が、いくつかあります。
写真の 「 シュウカイドウ(秋海棠) 」 は、そのひとつ。
朝だけ東からの陽射しがあるけど、昼からは翳ってしまう。 そんな北向き玄関で、門扉の間からこぼれ咲いている様子、好きなんだよなー。
葉がしっとり濡れた、雨上がりの様子が、特に好き。
名前は、「 春に咲く “カイドウに” 似た色で、秋に咲く 」 ことから付いたみたいですが、近づいてよーく見ると、花はまぎれもなく 「ベゴニア」。
夏の花だんの材料として、昔からおなじみの ベゴニア (ベゴニア・センパフローレンス) は、肉厚で “暑い国の花” の印象があるけれど、シュウカイドウが咲いている景色を見ると、「あー、日本の景色だわ」 と思う。
花色のせい? 花茎が細いせい? 垂れ下がって咲く姿のせい??
花はベゴニアなんだけど、咲いてる姿には、独特な風情があります。
シュウカイドウを植える場所は、「半日陰」で、「乾きすぎない場所」 が適しています。
つまり、家の周りで日当たりが今ひとつ・ちょっとしっとりしてる場所なんかが、◎。
我が家のルーフバルコニーのように、遮るものがなくてガンガン日が当たり・強風にさらされる場所は、×。
本来は、日本の気候とか住宅事情に、とても合っているのです。
建物の雰囲気とか、好まれる花も、カラっとした欧米風の植物が好まれる傾向があるからか、お庭の材料として使われることが、少なくなったんだと思うけど ・・・
チャンスがあれば、今後、どこかで使いたいです。 しっとりしたオトナの庭で、ぜひ!!