壁面のバラ
お天気、どんよりです。
M邸のバラ 「春がすみ」 は一季咲き (=春に一度だけ咲く) なので、秋に花が咲くことはない。 したがって、今の時期、これといったお手入れはないのですが、何しろ枝が伸びています。
ね。 →
伸びた枝は、麻ひもなどで束ね、邪魔にならない場所に仮留めしておいて、冬になるのを待ちましょう。
このバラは、“窓まわりに咲き乱れる” 状態にするのが目標なので、枝は切らず、伸ばし続けて今年で2年。 いよいよ、窓の枠に枝が届くようになりました。
しかし、この夏は大変でした。
髪を長ーく伸ばそうとして、肩にかかるあたりの長さで、イラっとして切ってしまったこと、ありません?
中途半端な長さ。 まさに、そんな感じの長さだったんですよねー、2009年・夏。
あっちこっちに、びゅんびゅん枝が伸びて大暴れ。 歩けば枝が頭にひっかるし、束ねても落ち着かない ・・・Mさんともども、ガマンガマンの夏でした。
が、ここまでくれば、もう大丈夫。
枝は、トンネルが作れるくらい伸びたので、枝の下をくぐりぬけて通れます。
さて、あとは葉が落ちるのを待って、冬の誘引まで、お休み。
・・・って、それ以外に、肥料とかやらなくていいの? という、ご質問については ・・・いいのです。
11月以降、気温の低下とともに、バラは花も終わって、育ちにくくなります。 だから、成長するための養分は、ほとんど要らなくなる季節。
お休みに入るのに、むやみに肥料をやっても、吸収するパワーもないから、あげる意味もないってことです。
だから、次に肥料をあげるタイミングは、今じゃなくて、冬。 もっとちょっと待って、冬に “ゆっくり効くタイプ” の肥料をあげましょう。
この時期の肥料は、バラが1年活動するための養分になるので、極端な話、この時期にきちんとやっておけば、他はなくても、普通に育ちます (地植えの場合) 。
冬の肥料 (=寒肥) は、バラが休んでいる間に、土の中でゆっくり分解され、生育を再開する春から、徐々に効いてきます。 バラの生長の時期を逆算すると、そのタイミングは、12月後半〜2月前半くらいが丁度いいの。
「バラは肥料喰いだから」 と、時期を考えずに、ただあげるのは、NGです。