お正月の黄色い花
昔から、縁起のいい植物といえば 「松・竹・梅」 とか、“難を転ずる”の 「ナンテン(南天)」 とか、いろいろあります。
お正月の鉢には、このような植物をベースに、赤い実の 「ヤブコウジ(藪柑子)」 とか、黄色い「フクジュソウ(福寿草)」 とかを、寄せ植えしてあることが多いのですが。
フクジュソウ、最近、品薄なんだそうです。
品薄 → たくさん入手するのは難しい → 価格も上がる
というわけで、フクジュソウの代わりに、よく使われているのが、写真の植物です。
名前は 「フキタンポポ(蕗蒲公英)」。
黄色いと、頭っから 「おお、フクジュソウか」 という思い込んでしまうものだけど、よく見ると、違うんです。
雰囲気は似てるんですけど。 こちらは名前のとおり、タンポポのようなお花です。 葉っぱは、フキ(蕗)に似て丸っこいです。
一方、、フクジュソウはこんな感じ。
昨年、3月はじめに撮ったものです。
自然に咲くのは、フキタンポポの方が少し早いと思うけど ・・・ いずれにしても両方とも、ふつうに咲かせると、お正月には咲かないのでございますが。
さて、フキタンポポもフクジュソウも、根がよく発達する植物です。
小さな鉢に植えてあるものは、根を切り詰めていますが、そのままの状態では、いずれダメになってしまいます。
お正月に楽しんだら、地植えにする、もしくは、大きな鉢に植替えましょう。
格好悪くても、大きな鉢がいいです。 広いところで、根をはらせてあげないと、来年のお花は期待できませんので、そこんとこ、よろしくー。