やっぱり、冷えは足元から

niwazou2010-01-25

 Mさんのお宅に行くと、「シクラメン」 の鉢が、こんな具合。
 このシクラメンは、年末に植えたものですが、植えた直後にぐーんと気温が下がり、翌朝、茎がふにゃふにゃ、となってしまったのでした。
 で、とりあえず、しばらく日当たりのいい玄関前に、移動することをお願いしました。 もともと鉢を置いていた場所は、壁際で、日中は明るいものの、陽射しがない場所だったのです。
 数日後、「復活しました」 とMさんからのメールが来て、ああよかった、と、ひと安心。
 そして年が開け、1月のお手入れに伺うと、あらー、こんなに手をかけてもらっていたのね!
 場所を移動すると同時に、エアキャップを鉢の周りにグルグル巻いて、根っこが冷えないように防寒。 このひと手間が、シクラメンの復活を助けたのかもしれませんね。
 冬は、夕方急に気温が下がります。
 「乾いてて寒い」、というのはまだしも、特に注意しなければならないのは、「湿って寒い」 状況。 だから、鉢の中に水分がたっぷり残っていて、ぐーんと気温が下がる ・・・てことにならないよう、ちょっと、気をつけないといけないのです。 
 冬の水遣りは、そんなことを考えながら、どうぞ。
 忘れてたー、と、夕方ジャバジャバ水遣りすると、夜間に、植物はぐんぐん冷えていく。 風邪ひきなさい、と言ってるようなものです。
 冬の水遣りは、陽射しのある日の午前中に。 
 そして、これから強い寒波がやってくる! 急な気温低下が心配!! というとき、Mさんのように、根っこを冷やさないよう鉢をカバーするのは、いい方法です。
 鉢植えじゃなければ、カバーは無理だけど、根元を防寒してやることはできます。 そう、「マルチング」 をしましょう。
 畑でよく見かけるみたいに 「不織布」 なんかで、土の表面を覆うと効果大です。
 だけど、ちょっと手間。 見た目も、もうひとつなので、オススメなのは、やっぱり 「腐葉土」 を根元に敷くという方法です。
 このとき、ケチケチしてはいけません。 そんなに高いものじゃないので、大きな袋を買って来て、3cm以上の厚みにしましょうね。 表面にパラパラまいただけでは、マルチングにならないですもんね。
 腐葉土を敷くと、見た目もキレイですよ。