花も、ブランド品?

niwazou2010-02-08

 これも 「クリスマスローズ」。
 夏に咲く 「ムクゲ」 の色合いだわ。
 耳にタコができてる方もいらっしゃるでしょうが、クリスマスローズの花びらは、じつは本当の花びらではありません。
 いわゆる 「花びら」 は、ピョンピョン立っている 「しべ」 の周囲の、赤紫色のところ。 模様と識別しにくいけど、丸く囲んでるところ。 
 花びらとしての形は退化しておりますが、開花後、しばらくするとパラパラ落ちてしまうはずです、ここ。
 一方、花びらに見える、まわりの白いところは、バーツとしては 「萼片(がくへん)」 と呼ばれるものです。
 だから、クリスマスローズの花は散らないのです。 暖かくなるにつれ、どんどん色あせていくけれど、長ーい間、お花の形を保ってくれます。
 春に咲く 「ハナミズキ」 の花なんかも、これと同じタイプですよ。
 で、このムクゲっぽいクリスマスローズ。 某園芸店で見かけたのですが、ラベルには 「××交配」 と、人の名前が明記されておりました。
 ここ数年の人気は目を見張るものがありますが、花の姿のみならず、「誰(どこ)が育種したか」 というのも、株を選ぶポイントになってるのですね。
 「××農園のものなら、安心」 ってとこでしょうか。  植物の世界でも、ブランド化が進む?