お花見・プチ

niwazou2010-04-09

 お花見らしいお花見をしないまま、今年の桜も、そろそろ見納めの時期になってきました。
 昔は、このときとばかりに桜の名所に出かけたものですが、いま暮らしている場所、いやいやこのへんに限らず、東京では、ちょっと歩けば桜に当たる。
 お散歩で、電車の駅で、街中で。 東京の春は、桜づくしです。
 そして今年は、我が家にも桜。
 2月の武者修行?で作った盆栽、「旭山」 という桜が、いま見頃を迎えているのです。
 いやはや、咲きましたよ。 もう、株元からめいっぱい。
この旭山という品種は、「一才桜」 とも呼ばれる桜です。
 園芸の用語で 「一才」 というのは、“小型で早く花が咲く品種” という意味なんですが、小っこいのに、ホントによく咲いた。 予想以上に咲いた。
 もともと、自然の樹高も〜2mくらいと小型の桜ですが、この花つきのよさは、まさに盆栽向きですね。 「庭はないけど、鉢植えで桜を」 という方にも、育て易い品種だと思います。
 さて、ここ2・3日は、こうして暗い玄関に置き、出入りする度、ちょっとしたお花見気分にしてくれる旭山ですが、ふだんは外に置いています。
 桜は日当たりのよい場所が好きですから、ときどき室内に取り込むのはいいけど、基本的には、外で育ててやることが大事。 
 桜に限らず、盆栽は、外で育てて、ときどき中で季節感を楽しむ、というのが、鉄則です。