ローズマリーで生垣
ツリーみたいな三角の形をしているのは、コニファー(針葉樹)類ではなくて、「ローズマリー」です。
そうそう、あのハーブの、ローズマリーですよ。
ローズマリーは、ハーブの中でもよく知られる植物ですが、じつは 「木」 です。 常緑の低木。
育てたことのある方は、ポットで買った小さな茎が、何年か経つと堅い木の枝みたいになってきたー! という経験があるでしょう。
ハーブというと 「草」っぽいイメージがあるけど、ハーブと呼ばれるものの中には、樹木もあるんです。 「月桂樹(ローリエ)」なんかもそうですね。
しかし、ローズマリーも月桂樹も、ハーブとしての特徴のみに注目するなかれ。 樹木ですから、当然、木としての 「硬い使い方」 もできるのです。
月桂樹については、「窓の前の目隠しに」 とか、生垣の材料にするなど、普通にお庭でよく使われていますが、ローズマリーでもできるのよ、生垣。
これ、先日のガーデニングショーで撮ったんだけど、石垣の上の植物は、ローズマリーです。
ローズマリーには、 「立ち性」種と 「ほふく性」種があり、生垣のようにしたい時は、立ち性のものを選んで列植すると、写真のような感じに仕上がります。
地植えにして育てれば、2m近くまで育つので、低木といえども、十分、生垣の役目をしてくれるでしょう。
虫もつきにくいし、小さなお花も咲くし。
木だけどちょっと草っぽく、気楽に扱えるので、ソフトな生垣を作ってみようかしら? というときには、お試しあれ。