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愛知県の 「カ・・」さんと、岡山県の 「ぶ・・」さんから、ご質問をいただきました。
「つるバラ 『サマースノー』 の、咲き終わって茶色くなった花は、切った方がいいのか?」 ということでございますが。
これについては、 「切らずに放置しておいてもいい。 でも、切った方がいいことがある」
というふうに、お答えしましょう。 だから、私は、切っております。
まず 「切らずに放置しておいてもいい」 のは、サマースノーが、今の時期しか咲かない 「一季咲き」 のバラだからです。
再び花が咲くならば、花を切ってお手入れして、株に養分を蓄えてやる必要があるけども、今年はこれで終わりだから、放置しておいても大きな問題はないのです。
冬にしっかり肥料をあげて、枝を誘引してあげれば、それで来年も花が咲きます。
ただし。
写真のように、サマースノーは房咲きで、株が大きくなると、満開時はびっしりお花で覆われます。
となりますとですね、放置しておくと、かなりの量の花びらが落ちます。
自分のお庭に落ちるだけで、お掃除なんてしなくていいわ。 という場合は別にして、ご近所に飛ぶのが気になるっ、とか、お掃除の必要な場合は、房ごと切っておいた方がラク。
それともうひとつ。
咲いた後のヨレっとしたのが長いことくっついていると、見た目が美しくない、ということの他、風通しが悪くなったりして、病害虫の原因になる可能性があります。
だから、切っておいた方が、ちょっとでも面倒な事が減りますよー、ということで、切る。
切るといいです。
さて、切る位置は、葉っぱを1,2枚つけて、房ごと、どうぞ。 葉っぱが3枚だろうと、4枚だろうと、神経質になる必要はありません。
左は、S邸のサマースノー。 花後のお手入れ作業中です。
枝が5mくらい伸びるサマースノーは、ホントはアーチ仕立てはちょっと厳しいのですが、緒事情により、こんな風に。
いまの時期、写真のように、新しい枝が、びゅんびゅん、アーチの上に立っておりますですよ。
ふうう、困ったー。