niwazou2010-06-08

 きのうのアーチの写真を見て、「ああ、ウチも困ってるのよね。」 と思った方がいらっしゃるに違いありません!
 つるバラ、「冬に枝を誘引しろ」 と言われるけど、夏にどんどん伸びて収拾のつかなくなった枝は、どうすりゃいいのか、と。
 元気のいい株は、5月〜10月には、次々新しい枝が伸びてきますよね。
 右の写真は、昨年の9月。 枝数がまだ少なかったので、放置して枝を伸ばしておいたら、こんな具合に。 (薬剤散布をしなかったので、葉はほとんどなくなっています)
 この、空に向かって伸びた枝、寝かせてアーチに留めておけばいいんじゃないの? と思われるでしょうが、昨年は、とにかく枝を伸ばしたかったから、あえて、留めませんでした。
 つるバラの枝を長く伸ばしたい場合は、枝を寝かせてはいけないのです
 枝は、横向きに倒すと、成長をストップします。 だから、とりあえず伸ばすときは、まっすぐ上向き。  
 そして、希望の長さに伸びたら、あとは倒して大丈夫。 必要以上に伸ばしても、意味はないので、誘引したい場所に届く長さになったら、横向きに寝かせて留めてもOKです。
 さて、新しい枝は、大事なものだけど、なんでもかんでも切っちゃダメ、ということはありません。
 枝を誘引できるスペースは限られていますから、ぜんぶ残しても、這わせる場所がないもんね。
 若くても細くて弱々しい枝や、枝同士が重なるからなくてもいいかな、と思う枝は、夏の間に切ろう。 枝元から。
 ぜーんぶ冬まで残しておいて、じっくり要・不要を考えながら剪定したい場合は、とりあえず、枝を束ねておいたりしてもいいけど、日の当たらない部分ができるし、風も通らなくなる、という不都合もあるから、いろいろ考え合わせて判断しましょう! 
 品種や環境によって、成長具合もいろいろです。
 新しい枝をいっぱい切っちゃって、翌年、花つきが悪かったら、今度は、残す枝数を加減すればいい。
 自分の庭だから、いろいろやってみるといいと思います。