niwazou2010-09-10

 友だちブラボーのブログを見て、数日前にこの写真を撮ったことを思い出したぞ。
 駐車場のフェンスに絡みついてる雑草なんですが、名前は 「ヘクソカズラ」。 漢字で書くともっと激しく 「屁糞蔓」。 
 「屁」 だの 「糞」 だの、ダブルで付けることもなかろうに。 名付けた人は、よっぽどこの植物が気に入らなかったのかしらん。
 学名は 「Paederia scandensx」 と言いますが、「パエデリア」 が、そもそも “悪臭” という意味。
 近くで、くんくん匂いを嗅いでみても、特別イヤな匂いはしませんでしたが、葉をくしゅくしゅ揉んでみると、名前の由来がわかるようです。
 しかし、花そのものは、じつは愛らしい。 白い花の真ん中が赤紫色。
 よく見ると花びらのフチなんか、フリルっぽく切れ込みが入っているのよ。
 この名前と匂いがなければ、「アサガオ」 や 「風船カズラ」 のように、夏のツル植物として、結構いけたんじゃないかな、と思うのですが、残念なことです。
 変な名前がついた植物って、他にもいっぱいありますが、私がもっともひどいじゃないかと思うのは、「ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)」 。
 この草の、棘だらけの茎や葉から、 “憎い継子の尻をこの草で拭く(!)” というようなことを想像したらしいけど ・・・ あんまりじゃないか。
 タデの仲間の雑草だけど、この花もピンク色で愛らしいのよ。
 改めて思うけど、ネーミングってほんと大事・・・ せめて、これらを呼ぶときは 「ちゃん」 と付けてあげよう、と思う私。