庭とモジュール

niwazou2010-10-29

 日比谷公園で、ガーデニングショーを見てきました。 
 このイベントのガーデンコンテストで、今年、Mさん(お庭・学校友だち)の会社が、「東京都知事賞」 を受賞したというじゃありませんか。 NO.1ですよ、第1位!
 見逃してはなりませんよ。 さあっ、みなさんも、右の写真をご覧下さーい。
 ・・・ って。
 写真を見て、へ? と思われましたか?? 
 これは、イスです。  土台の黒いのは、よく見る四角いコンテナ。 プラスティック製の、モノを入れて運んだり、重ねて使ったりする、収納グッズの。
 これが、こんなことになってるの。
 コンテナをいっぱい使って、形作られた空間!
 この作品のタイトルは、 「module(モジュール) =基準寸法」 です。
 この黒いコンテナ、ホームセンターなどで簡単に入手できるものですが、これに目をつけたところが、素晴らしい。
 色もサイズもそろっているから、並べても重ねてもすっきりと納まる。 軽くて頑丈で、側面は穴が開いてるから植物だって植えられる。 交換、追加も可能。
 なんと優秀な材料でありましょうか。
 これと同じもの、車に積んであるんだよね、私も。 でも、こんなふうに使うこと、考えたことなかった。
 暮らしの中では、無印良品の製品をいっぱい使って、モジュール統一されたものの使い勝手のよさ、よーく知ってるというのに。
 発想の転換って、すごいですね。
     
 詳細見ていくと、テーブルの足になってたり、植物の鉢がわりになってたり、金魚の泳ぐ水槽になってたり。
 用途いろいろ。 楽しくて、ワクワクしてきます。
 こちらの作品は、「ライフスタイル・ガーデン部門」 に出展されたもの。
 ベランダガーデンのような、限られた空間を上手に活かしたい場合を想定していると思うんですけど。
  最近は、広いお庭を持てる人はそう多くないのが現実。
 だから、普通のお庭でも、「モジュールをそろえて空間を上手に使う」 「すっきり見せる」 という考え方は、すごく役に立つように思うのです。
 コンテナ以外にも、応用できそうな材料もありそうだし。 
 久々に、刺激的ないいものを見せてもらいました。
 おめでとう、Mさん!