ガーデナーの膝

niwazou2011-02-07

 わたくしのウイークポイントは 「ヒザ(膝)」 です。 昔、半月板がベキっと割れて以来、膝に負担をかけないよう気を付けてきました。
 手術後、担当の先生に 「10年後くらいには痛みは出てくるよ。 ケガしなくても、早い人は30代で痛みが出る人もいるしね(=老化)」 なんて言われてビビっておりましたが、おかげさまで15年以上過ぎた今も、これといった痛みは出ていません。 日常生活にも仕事にも、支障なく暮らせている。
 ですが、そういう痛みじゃなくて、もっと違った 「痛い」 があるのよねー、私の仕事。
 仕事を始めてすぐに気づいたのですが、庭仕事って膝をつく場面が多いのだ。 花壇でもコンテナでも、剪定にしろ植え替えにしろ、膝をついた姿勢の作業がとても多いんです。
 一緒に仕事した若い女の子のなかには、痛いしズボンの膝が汚れるのがイヤだから、と膝をつかずに作業するツワモノもおりましたが(ずっと〇ンチング・スタイルよ・・・)、 私には無理ーっ。 そんな姿勢、長時間持ちません。
 したがって、さんざん膝をついてウチに帰り、お風呂に入るときに膝が紫色になってるのに気づいてぎょっとする、ということを繰り返しています。 何年経っても、打ち身みたいになります。
 でまあ、初期に試してみたのが写真のパット。 
一見、プールで使うビート板みたいな感じのものです。 こんなふうに膝の下に敷いて使います。
 そう。 敷くと膝に優しいのです。 しかし、立ったり座ったり移動したりしてるうちに、敷くのを忘れます。 その場でじーっと作業しているなんてこと、滅多にないもんね。 現場でもしょっちゅう忘れて帰りそうになる。
 すぐに、使わなくなりました。 膝そのものをガードする方が、結局は実用的なのかなー、と思う。 すると行きつく先はやっぱり ・・・ これ?

 格闘技用じゃないですよ。 正真正銘ガーデニング作業用の 「膝パッド」 でございます。
 これならば、クッション性があって、ずっと膝にくっついてるから忘れて帰ることもないし、きっとずいぶんラクなんだろうな、膝。
 しかし。 どう? これつけてる私 ・・・ 。
 たぶん、プロのガーデナーが長年の経験を生かして考えた優れものなのでありましょうが、これをつけた自分を想像すると、結局、伸ばした手を引っ込めてしまうのです。
 コスプレっぽくないかい?? これ。