ハボタンのきた道

niwazou2011-03-04

 W邸のハボタン。 もう、モリモリに盛り上がってきました。
 11月末に植えたときの様子が、下の写真です。 まだ寒い日も多いけど、植物を見ると、季節は確実に進んでおりますね。
 さてと、ハボタン。 こうなると、ますますキャベツっぽく見えてきますが ・・・ 
 キャベツもハボタンも、分類すると 「アブラナ科」 グループに属しています。 「ブロッコリー」 なんかもこのグループの一員ですが、じつは。
  さかのぼると、これらはぜーんぶ 「ケール」 に行きつきます。 そうそう、あの青汁の原料の。 キャベツもハボタンも、そしてブロッコリーも親はケールなのよ。
  ケールを改良していって、食用においしく仕上がったキャベツ兄さん。 キャベツとしては異質だけど、容姿のいいものを観賞用に改良していったのがハボタン姉さん。 葉っぱじゃなくて、花の蕾のところを発達させていったのがブロッコリーちゃん、という感じ。
  収穫や観賞の時期を過ぎてもそのままにしておくと、どれも蕾ができてきますが、お花を見ると、「あー、みんな元は一緒ね」 というのがわかります。 血筋は同じ。
 犬がハボタンをかじったりして、「食べても大丈夫なんですか?」 と聞かれることがりあますが、大丈夫です。 言ってみれば、美味しくないキャベツですから。
 キャベツとハボタン、育種の目的が違うので、味の良し悪しは当然ですが、その他に大きく違う点が2つあります。
 キャベツは結球(葉が丸く巻く)するけど、ハボタンはしない。 そしてハボタンは、低温に当たると綺麗に色づくところです。