緑のカーテンのこと(3)
ホームセンターのレジに並んでいると、後ろの方から 「緑のカーテンに使うプランターは、これでいいの? これに2つ植えればいいの?」 などと聞く声が響いております。
60代くらいかと思われる女性が持っていたのは、すごーく深さのある大型プランターでありました。
「2つで・・・ ネットがその大きさなら、あちらにある、もう1サイズ小さいのでいいと思いますよ」 と答える店員さんを見て、あら、説明が丁寧。 いい店員さん。 と、このホームセンターへの評価、ちょっとアップしました。
プランターは大きい方が安定するし、面積の広いカーテンを作るならば、土がたっぷり入るものを用意すべきだけれど、話を聞いてる限り、今年初めてゴーヤ植えてみようという感じ。
ゴーヤーは、ダイコン育てるほど深くなくて育つし、大きすぎるプランターは、体力的にも彼女の手に余りそうでしたから、店員さんのアドバイスは◎よ。
プランター、ネット、培養土1袋、ゴーヤーの苗2つをカートに入れて、彼女は嬉しそうに帰っていきました。
植えて放置しておいても、それなりに広がるゴーヤー。 ときどき、つるを留めてやったりすると、より広い面積を覆います。
しかし、緑のカーテンを、カーテンと呼べるようにするにはですね、やっぱり、このひと手間が大事かな、と思うのですよ。 「摘心」。
簡単に言うと、メインの茎(=ツル)の先端をカットして、横に伸びる新しいツルを出してやる作業です。
これ、最初の写真の、およそ10日後。 右側に新しい茎(=子ヅルといいます)が伸びてますね。
こうやって、適宜カットすると、無理して引っ張らなくても横にも広がっていきます。
ウチのは 「ヘチマ」 ですが、理屈はゴーヤーも同じ。 と、理屈を知っていても、じつは我が家はこんなんですけど ・・・・
右が先端をカットしたヘチマですがね。 ずいぶん育ってから、高い位置でカットしてみたので、足元はヒョロヒョロした1本立です。 おそまつ。
左の朝顔も、普通の1年草の品種なので、放っておいたらこんな感じになりますー。
頼りなーい。 カーテンと呼ぶには、ほど遠いですね。
自然にしとくと、上へ上へと先端を伸ばしていくのが、植物なのです。