トマトとバジル

niwazou2011-08-10

  「バジル」 のお花が咲いています。 バジルペースト、バジリコスパティーの、あのバジル。
 こんなに咲かせといてナンですが、ハーブとしてお料理に使うバジルを育てるとき、「花を咲かせない」 というのが栽培のポイントです。
 花が咲いてタネができたら葉っぱが硬くなってしまう。 料理の材料としては柔らかい葉の方が香りも口当たりもいいので、蕾ができたら摘んで、新しい葉を次々に出すといいわけです。
 でも、これはいいの。 摘んで使うための一般的な 「スイートバジル」 は別に植えてありまして。 これは 「タイマジック」 という品種なんです。
 タイマジックもお料理向きですが、珍しいので植えてみたら思いのほか綺麗だったので、そのまま咲かせておきました。 
 まずこんなふうに紫色の花穂ができた、と思ったら、ポツポツとほんのりピンクがかった白い花が。 
 他にも 「ダークオパールバジル」 なんていう、葉っぱも全部が紫色の品種もありますが、花穂だけ紫というのは初めて見ました。 トマトと一緒に植えていますが、下葉の枯れたトマトの足元をふんわりときれいに見せてれます。
  さて、トマトと一緒にバジルを植えると「トマトがおいしくなる」 とか 「バジルがトマトの生長を良くする」 など、バジルはトマトの「コンパニオンプランツ (=共栄植物)」 と言われることもあるけれど、真相は謎です。
 料理の材料としてはすごく相性がよいと思うし、香りの強いバジルが、トマトにつく虫を遠ざけることはあるかもしれないけど。
 でもまあ、トマトを収穫するときについでにバジルも一緒に摘んで使える。 使い勝手がいいと思います。