季節はずれの花のこと

niwazou2011-09-09

最近の写真、ずーっと緑っぽかったけど、久々に花。
 これ、「ギョリュウバイ(御柳梅)」 です。 冬に登場しましたが、ご記憶にありますか?
 別名 「マヌカ」、ふともも科、ニュージーランドの木 ・・・アレですよ、アレ。
 今回は、すぐに大きな鉢に植え替えたのが良かったようで、無事に育っておりますが、なんでか花が咲いてるのよね、この暑い時期に。
 年末に満開の株が出回るのは、開花時期を調整してるものとして、屋外で育てると春先〜夏前くらいに咲くもんだと思っていましたが。 どうやら、環境が合えば、季節を問わず咲くようです。
 いまだ酷暑のバルコニーですが、お気に召したならば、ようございました。
  さて、こんな例は別として、サクラや梅、ツツジなんかが、時期はずれに花をつけることがあります。 ぽつん、と1つ2つ。
 「おっ、狂い咲き」 と言われることがあるけど、それ以外にも 「帰り花」 という美しい呼び方があります。
 寒さがが不意に途切れて暖かい日が続くと、冬が終わって春になったの? と勘違いして咲いてみたり、夏に向かう季節に、春を思い出して咲いてみたり。 そんな様子を表す言葉なのですが、冬の季語にもなっています。
 思わぬ時期に咲く花も、とらえかたによって使う言葉が違ってきますが、 「狂い花」 より断然 「帰り花」 の方を使いたい。 一般的な言葉として、あまり知られてないのが残念です。 
 きれいな日本語、大切にしたいもんだ。