秋のこけ玉教室

niwazou2011-10-17

土曜日、ひさびさに 「こけ玉教室」 講師のお仕事でした。 (in 千葉県・松戸 )
 小学生から70代 (推測)まで、女性あり男性ありの多彩な顔ぶれで、わきあいあいと楽しいひとときを過ごしてきました。
 今回の植物は 「シモツケ(下野)」 「ナンテン(南天)」 「ヒメトクサ(姫木賊)」 「ホトオギス(杜鵑)」 「ヤブコウジ(藪柑子)」 「ササリンドウ(笹竜胆)」 など。
 お花のついてるものが人気かと思いきや、一番人気だったのは南天
 なじみがあるのと、これから葉っぱが赤く色づく、という点がポイントになったのかな。 この季節ならではの選び方ですね。 
 さて、こちらは 「イワシャジン(岩沙参)」 という山野草です。
  きれいな青紫色をした釣鐘型のこれ、同じく今の時期に咲く 「キキョウ(桔梗)」とちょっと似ているでしょう? おんなじキキョウ科の植物なんですよ。
 自生しているのは、山の中の沢や渓谷など、湿り気のある岩場。
 ぶら下がるようについた花、細い茎、と繊細な雰囲気を持っていますが、岩場に咲くくらいだから、しっかりた根を張る気丈な植物です。
 しかし、多くの山野草がそうであるように、シャジンも蒸れとか乾燥とかに弱い。 十分な日射しと水やりなど、夏場の管理がポイントになります。
 とまあ、植物によっていろんな特徴がありますが、だいたいのものはコケ玉にできます。
 いつもの鉢植えをこけ玉の形に仕立ててみるのも、目先が変わって楽しいものです。