過労でしょうか。
貧相な姿になったこれは、「ミルクブッシュ」 です。
昨年の秋あたりから、多肉質な枝が干からびた感じになり、だんだん元気がなくなって、ついには枯れてしまいました。
何年も、肥料はあげてないし、小さな鉢で根も回っていたことだろう、と思い当たる節はいっぱいありますが、一番に頭に浮かんだのは、「この1年、よく働いたものね」 ということでした。
我が家では、地震が起こるたびに 「地震・探知・木」 として活躍するこの植物 ・・・ というような内容、記憶にある方はいらっしゃるかしら。
←在りし日の、ミルクブッシュ。
3月の地震以来、多肉質なミルクブッシュの枝が、小さな揺れまでも私たちに知らせてくれてました。 あれ? と思ったら、目で確認できる。
よく働いてくれたよねぇ。 何度も揺れたもの。 働き過ぎで疲れちゃったのかねぇ。
今でも、あっ! と思うと目がいってしまうのですが、この姿では判別不能です。 なくなって初めて知るありがたさよ。
しかし、完全に枯れてしまったわけではありません。 根元からは、新しい枝が伸びている。
新しい枝を見ると、じつは小さな葉もあることがわかります。 でも、この葉、しばらくすると落ちてなくなり、枝だけが茂っていきます。 あっちこっち暴れた感じに。
もともと丈夫な植物だけど、今度はもうちょっと手をかけてあげようと思います。 よく働いてくれたから、ご恩返ししなくっちゃね。
そしてまた、地震の時には助けてもらおう。
これからも地震と付き合っていかねばならないものね。