お手当と、整理整頓の冬
台東区T邸のバラ。 1種類だけ、まだ咲き残っているものがありました。 T邸には10種類以上のバラがありますが、このバラは名前がわかりません。
「デパートですっごく安くなってたのを買ったんだけど、これが一番よく咲くのよね」 とTさん。
プライスダウンされていた名なしのバラは、暑さ寒さ、そして病害虫にも強い手のかからない良い子です。
しかし、手がかからないからといっても冬のお手入れだけは別。
株周りの土を耕し、馬ふんたい肥や腐葉土を混ぜ込んで土にパワーをつけ、肥料もしっかり。 がんばってくれたぶん、ここぞという時には手厚くお世話をするのだ。
すべてのバラが、今年もきれいな花を咲かせてくれますように!
さて、トレリスに誘引していたバラ 「カクテル」。 気づけば上の方ばかり茂ってしまいました。
3本のつるバラがひしめいているこの場所。 今年の冬は、数を減らして整理をすることになりました。
トレリスは高さが1mくらいしかなので、古くなったカクテルを抜いて、メインは真ん中に植えられていた 「グラハムトーマス」 に。
グラハムトーマスは温かみのある黄色。 根強い人気のイングリッシュローズです。
カクテルのように中央がスカスカしないよう、枝を低い位置から配置しました。
・・・って、よくわかんないな、この写真。
枝を誘引するとき、できるだけ水平に留めていくと垂直に花のつく枝がいっぱい出てきます。 が、一番上まで枝を誘引してしまうと、はみ出して伸びる枝がちょっとうるさいことがあります。
上部をちょっと空けて誘引しとくといいです。
グラハムトーマスの枝はしなやかで誘引も比較的、ラク。 サイズ的にも、どこのお庭でも扱い易いと思います。