フランネルフラワー
秋に植えた 「フランネルフラワー」 です。
名前のごとく軽く柔らかい、毛織物のフランネルを思わせる手触り。 全身、うぶ毛で覆われてる感じです。
ここ数年、苗の流通量が増えてきました。
切り花ではおなじみだけど、なんだか作り物っぽく繊細そうな姿から、屋外でダイジョウブかしら? と思わせますが、結構、丈夫です。
「気温が0度以下になる季節は室内に取り込む」 が一般的ですが、ベランダや軒下のような場所であれば、東京くらいの気候なら冬越しできると思われます。
注意点をあげるならば、根っこがデリケートなので、極端に乾燥させると干からびてしまうことがある。 それと、これは雨が多く気温の高い時期ですが、蒸れに弱い。
・・・ といったような性質は、「エリカ」 や「ギョリュウバイ 」などとよく似ています。
というのも、見た目はぜんぜん違うけど、フランネルフラワーも、オーストラリアやニュージーランドなどが原産の、オセアニアの植物なのです。
昔はあまり見かけなかった、秋〜春に咲く花の中には、オセアニアのものが多い。
したがって、オーストラリアの 「明るく乾いた森」 を想像しながら栽培するといいと思うのよ。(これまた、行ったことないけど。)
これから少し暖かくなって、フランネルフラワーを育ててみようという場合、土は水はけのよいもので。 困ったら、「サボテン用」 「多肉植物用」 の土を使うと安心です。
寄せ植えにするなら大きな鉢に、先に挙げたような同じ環境を好むものと一緒に植えれば、水の管理もし易いです。